#11 公共ってなんだ?(2022.3 6期)

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私たちの当たり前が失われてから、約2年。
それまでとなりに在ったものを懐古し切望しながら、同時に「新しい日常」を創ることを求められてきました。
先の見えないもどかしさ。
理想と離れゆく現実へのやりきれなさ。

しかし、私たちの迎えた変容は、仄暗く寂しいものだけではなかったように思います。
それはまさに、誰もが密かに心のうちで望んでいた、鮮やかな革命。
忙しい日々に追われ疎かにしていた日常の温かさ。
見ないふりされていた、言いたくても声に出せなかった、踏みつけられていた習慣たち。
無意識のうちに抱え込んでいたモヤモヤ。

すべてが、大きな時代のうねりに飲み込まれ変わってゆく。
そのうねりを創るのは、誰?
「新しい日常」を創るのは、誰?
私たちの、私たちによる、私たちのための革命。

ことゼミ第6期でのそれは、自分と社会をつなぐ「公共」の再認識から始まりました。
「公共」って、場所のこと? みんなが信じている暗黙のルール? それとも、私のこと?
分からないことだらけのスタート、分からないことだらけの折り返し地点、分からないことだらけのゴール。それでも見えたものがありました。
少し立ち止まって、辺りを見渡して。

さあ、わたしたちの「公共」を、見つめ直そう。
コロナ禍2年目の2021年、ことばの教育ゼミ第6期。 ことば工房 第11号「公共ってなんだ?」をお届けします。